メニュー

産業医活動 熱中症について②

[2019.08.17]

大宮エヴァグリーンクリニック院長の伊勢呂です。学会発表の準備に追われ、投稿の間がかなり空いてしまいました。

本日は大宮駅西口のカード会社で産業医活動をしてきました。以前別の会社の産業医活動にて熱中症についての講話をさせていただきまして、ほぼその内容と同じことをお話させていただいたので割愛させていただきます。

今回は、私が今まで経験した熱中症の診療についてお話させていただきます。

熱中症の診療

初期研修医時代に救急外来での仕事の時に、夏場はひっきりなしに熱中症の患者様が来てました。最近は熱中症の啓蒙が広くされていますが当時(10.11年前)はそこまででもありませんでした。たいていの方が外でスポーツをして、水分不足で意識朦朧となるか気分が悪くなって運ばれてきました。

熱中症の患者さんが運ばれてきたらまずそこでするのはバイタルチェックです。

バイタルとは血圧、体温、脈拍、意識レベルのことです。

血圧が異常に低かったり高くないか、体温が40度超えてないか、脈が100を超えていないか、意識レベルが清明か、などをチェックします。

その後採血を行い、点滴を行います。

熱中症を疑うたいていの方が尿が長い時間出ていなかったとおっしゃられます。脱水になっているからですよね。なので、点滴をして飲水をしてもらい排尿を確認します。それくらいの時にはたいてい皆さん元気になってました。そうなると帰宅の許可が出ます。

バイタルサインで異常があったり、採血で明らかに臓器に障害が出てるような方は入院してもらってました。脱水になると血液量が減り、各臓器に十分な血液、栄養が届けられないと臓器障害が生じます。数分そのような状態が続くだけで生涯残る臓器障害が生じる場合もあるので非常に危険です。脱水は侮れない病気なのです。

これは私の研修時代の熱中症の診療です。最近当院にいらっしゃった患者さんのことをお話したいと思います。

私は以前千葉県柏市の病院で働いておりました。その時の患者さんの中には今でも大宮まで来てくれてる方がいます。

つい先日、ある患者さんが熱中症になって辛いからと言って柏から大宮エヴァグリーンクリニックに来てくださいました。柏から大宮は全部で1時間半程かかります。その間に熱中症が悪化することもありますし、先述した通り素早い脱水の補正が大事なので長時間その状態が続くのは非常に危険です。私のことを頼って大宮まで来てくれたのは嬉しかったのですが、命に関わることなのでしっかり熱中症についてのお話をし、次回からは柏の近くの病院に行ってもらうように伝えました。その患者さんは点滴をし、大事には至らずその日に柏に帰られました。

 

以上、私の医師の中での熱中症の診療について書かせて頂きました。久しぶりに泌尿器科医として働く前に救急外来でがむしゃらになって働いた初期研修時代を思い出しました。あの時に戻れと言われると体力が絶対にもたないと思います。20代だから頑張れたのでしょう。

 

当院では、熱中症だけでなく、内科全般、消化器、泌尿器の幅広い診療を行ってます。予防医療としての健診・人間ドックも行ってます。

お身体のことでお悩みの際は当院までお越しください。

内科・消化器胃腸科・泌尿器科・人間ドック

大宮エヴァグリーンクリニック 院長 伊勢呂哲也

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME