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発熱や咳の症状で新型コロナウイルス感染を疑う?

[2020.06.17]

皆さんこんにちは

夏休み6月も中旬を過ぎましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。緊急事態宣言が明け感染者も増え始め、まだまだ油断できない状態が続きます。徐々にですが大宮の人通りも増えてきた気がしますね。これからの第二波に備え当院でも抗体検査を始めております。今までの感染状況の確認にぜひそちらもご活用ください。

ところで、今回は新型コロナウィルス感染を疑った場合の対応の仕方についての記事を書きたいと思います。咳や発熱の症状があり新型コロナウイルス感染を疑ってクリニックを受診する方は多いと思います。当院の専門は泌尿器科と消化器科なのであまりそのような方はあまりいらっしゃいません。

ですが、咳や発熱がありどこに行ったら良いかもよくわからない、という方が多いのは事実です。

咳や発熱の症状がある方がすべきこと、クリニックとしての対応の仕方、そしてそのような症状がある方の今後の周囲の人との接し方について今日は書きたいと思います。

◆目次◆

1 発熱、咳が出る病気
2 発熱や咳が出たらどうすれば良いのか
3 他人に感染させるかもしれない期間は?
4 第2波、3波に備える対策
 4.1 病院を決めておく。
 4.2 ウイルス感染に対して強い身体を作る
 4.3 新しい情報にアンテナを張っておく

発熱、咳が出る病気

発熱が起きる病気は感染症(細菌やウイルスなどが体内に入って身体を攻撃する)、悪性腫瘍(癌)、膠原病(自分の身体を守る免疫が自分を攻撃してしまう病気)などがあります。発熱は身体が癌やバイ菌などに反応してしまうために起こる症状です。

咳が起きる病気は感染症(肺炎、気管支炎などで原因のバイ菌は細菌やウイルスなど様々)、肺癌、アレルギー性鼻炎、逆流性食道炎、薬の副作用など様々です。咳は気道(肺や気管支や喉)に異物や炎症があることに対して、それらを体外に吐き出すための生理的な反応です。

上記の通り、咳と発熱を引き起こす病気は多岐に渡ります。新型コロナウイルス感染症だけではなく他の病気の方が確率は高いでしょう。ですが、新型コロナウイルスが流行り始めてからは咳や発熱などの症状のある方は新型コロナウイルスのことばかり心配されている気がします。日本人の新型コロナウイルスによる死亡率からしても、重症度や頻度は他の病気の方がはるかに高いでしょう。医療者も新型コロナウイルスにばかり目を向けがちで見落としてしまってる大事な病気もあるかもしれません。事実、当院に発熱、関節痛で受診された20代の女性が、新型コロナウイルスを心配されておりました(基本的に当院では新型コロナウイルスに対しての保険適応の検査は行っておりません。咳や発熱などの症状のある患者様は保健所に相談して下さいとのをお願いしております)。

よくよく話を聞くと、関節痛は右側の腰痛で、排尿時の痛みもあるとのことで、結果は急性腎盂腎炎(おしっこ・尿からの感染症)でした。新型コロナウイルスかそうでないかだけに注視してしまっていれば、適切な診断がつかなかったでしょう。

重症度や罹患率から考えても発熱や咳が起こった場合に新型コロナウイルス感染を第一に考える必要はありません。

発熱や咳が出たらどうすれば良いのか

発熱や咳が出たらすぐにクリニックや病院を受診すれば良いのでしょうか。それではクリニックや病院がパンクしてしまいますよね。

厚労省が出している相談・受診の目安は

  • 強い倦怠感、息苦しさがある方
  • 軽い咳や軽度の発熱だが重症化しやすい方(心疾患、高血圧、癌の化学療法中、糖尿病)
  • 咳や発熱などの症状が4日以上続く場合

です。

これに該当するか微妙な場合は相談センターに相談しましょう。

他人に感染させるかもしれない期間は?

発熱や咳などの症状が出てから7日間が経過すると排出するウイルス量が激減し他人に感染させることはないという報告が台湾やドイツの論文から発表されました。だだ、5月1日に厚生労働省が発表した指針だと、発症してから14日経てば自宅待機せずに外出しても良いとのことになってます。この際はPCR検査は不要です。

鼻腔からのPCR検査は平均で3週間は陽性になるとされてます。この期間に違いがあるのは、PCR検査が死んだウイルスを検出してしまっている可能性が多いにあるからです。つまりこれは現在感染させる力がなくてもPCR検査が陽性になってしまうかもしれないということです。なので巨人の坂本選手も陽性になった後ですぐに陰性になりましたね。もう一度採取したら陽性になってしまう可能性もあるかもしれません。

先述の通り、ドイツや台湾の報告は発症から7日、厚生労働省は発症から14日経てば人に感染させる心配はないとのことでした。私個人的には信頼したデータに基いている前者の7日間を採用したいですし、そちらの方がより早く皆さんの行動も自由になるかと思います。ですが日本の厚生労働省が決めたより安全側に寄った指針がある以上、当面はそちらに従いましょう。

 

第2波、3波に備える対策

病院を決めておく。

咳や発熱などの体調不良になった時、今後かかる病院・クリニックを決めておくと良いでしょう。

クリニックによっては咳、発熱の患者様を受け入れてないところもあります。事前に確認しておきましょう。また、保健所などの相談先の電話番号も事前に控えておきましょう。当院では健診受診の方や泌尿器科消化器科の患者様が多く、咳、発熱を伴う方の各種検査や受診は延期するか控えて頂いております。

ウイルス感染に対して強い身体を作る

新型コロナウイルス感染に対しては強い身体を作っておくことが大切です。感染に対しての対抗策は免疫力の強化です。重症化する方の特徴は免疫力が低下する特徴でもあります。

免疫力を強化するためには、

  • 食生活を改善する。(和食、菜食、肉より魚、腹8分目まで、が良いとされてます)
  • 睡眠時間を確保する。
  • 週に1ー2回以上適度な運動習慣を取り入れる
  • 禁煙
  • 腸内環境を改善する

これらのことが大切です。

特に腸内環境に関しては近年免疫力との関係が徐々に明らかになっておりかなり注目されてます。

新しい情報にアンテナを張っておく

新型コロナウイルスに対してのワクチンや治療薬の開発が日々行われております。もし世の中に出たら適切な手続きの上で早期に対応できるようにしっかりアンテナを張って情報を得ましょう。

また日々の感染者の数にも注意し、感染者数が多い地域には移動しないようにしておきましょう。

また、抗体検査や抗原検査、PCR検査の精度も日々向上しており、どこの施設で受けることが出来るのかを事前に把握しておくことが大切です。

現在当院では徹底した新型コロナウイルス感染対策をしながら診療を継続しております。

またオンライン診療も行っております。

全国どこからでもオンライン診療は可能です。泌尿器科消化器科内科でお悩みの方は是非上記のリンクか下部のバナーよりご相談下さい。

今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

消化器科(胃カメラ)・泌尿器科・内科・人間ドック
大宮エヴァグリーンクリニック 院長 伊勢呂哲也

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