睡眠 産業医活動
先日大宮駅西口のクレジットカード会社にて産業医活動を行ってきました。
今回はリクエストを頂いた睡眠についての講話でした。
下記にその概要を書かせて頂きます。
現代人は5人に1人が睡眠に悩みを抱えています。
そして睡眠不足は生活習慣病につながると言われています。
日本人の平均睡眠時間は7時間30分くらいです。
(印象としてはもう少し短いイメージでした。私は6時間くらいです)
睡眠は長さだけではなく、その質も大事になってきます。
ノンレム睡眠とレム睡眠があるのは皆様ご存知だとは思いますが、寝始めてから3時間程でノンレム睡眠に入ることが出来ると疲れが取れて快眠になりやすいとのことです。
良い睡眠を取るコツ
- お風呂に浸かる。
→寝る1時間くらい前にお風呂に浸かり、温めてた後に少し冷え始めたくらいで寝るのが良いようです。 - 就寝する3時間前にご飯を済ませておく
→胃腸が動いている状態では睡眠に集中出来ません。 - 朝、太陽の光を浴びる
→体内時計は24時間ピッタリではなく、若干ズレてくるため、日の光を浴びてリセットすることが大切です。 - 三食しっかり食べる
→これも1日のリズムを安定させるためや、しっかりエネルギーを得るために重要です。 - 適度な運動をする
→ある程度疲れた状態の方が寝付きは良くなります。
いろいろな枕や布団などの快眠グッズが出回っていますが、自分に合うものは試さないとわからないと思います。最近では口コミなども書いてあるため、よく吟味して試して自分に合うものを見つけていきましょう。
努力をしてもどうしても寝れないという方もいらっしゃいます。
その場合は睡眠薬を使うことも大切だと私は考えてます。
患者様の中には睡眠薬を使うことで依存したりやめられなくなってしまうのではないかと考えている方もいます。
ですが、寝れないことのストレスが身体に与える影響の方が強いのではないかと思われます。
最近は依存しにくい薬も出始めてきてます。
その人の睡眠タイプに合った処方が大切です。
といったお話をさせてもらいました。
お話の後も皆さま興味をもっていろいろ質問していただきました。
内科・消化器科・泌尿器科・人間ドック
大宮エヴァグリーンクリニック 院長 伊勢呂哲也