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院内脂質異常症勉強会

[2019.06.18]

本日は脂質異常症についての勉強会を製薬会社の方に医師、スタッフ向けにしてもらいました。

非常にわかりやすい言葉で説明をして頂いたおかげでスタッフも脂質異常症に対してだいぶ理解が深まったようでした。

以下に軽く内容をまとめてみました。

 

脂質異常症

脂質異常症の患者数は200万人と言われています。

そのうち男性が50万人で女性が150万人と言われています。

この数字は高血圧や糖尿病と比較すると少ないですが、決して無視出来ない数字です。

以前は高脂血症と呼ばれていましたが、現在は脂質異常症と呼ばれてます。

それは、善玉コレステロールと呼ばれているHDLは高い方が良く、高くて身体に害なのは中性脂肪と悪玉コレステロールだからです。

つまり、悪玉コレステロール、善玉コレステロール、中性脂肪のバランスが大事なわけで、そのバランスに異常をきたした状態なので脂質異常症と呼ばれることになりました。

悪玉コレステロールや中性脂肪が高値になると、血管壁プラークと呼ばれた塊を作ります。その塊が大きくなって血管を閉塞させたり、壊れることで出血を引き起こします。

脂質異常症それ自体には基本的に症状がないため、多くは健康診断で指摘されます。また、心筋梗塞や脳梗塞が発症したことで、コレステロールの値が高いことに気付かれる場合もあります。

前者の場合を一次予防と呼び、悪玉コレステロールLDLの値を140以下にコントロールすることが望ましいと言われてます。

後者の場合を二次予防と呼び、LDLの値が100以下のコントロールが望ましいと言われてます。

 

脂質異常症の治療

ここ何十年もスタチンと呼ばれる薬が脂質異常症のメインのお薬です。スタチンは肝臓でのコレステロールの合成を抑制します。そうすることで血中からコレステロールを取り込み、コレステロールの値を下げます。

ただ、スタチンのみで目標値に達しない場合もあります。そのような場合に併用に適したくすりがエゼチニブです。

エゼチニブは小腸からのコレステロールの吸収を抑制します。

そうすることで血中のコレステロールの値を下げることが出来ます。

本日の勉強会ではスタチンとエゼチニブの合剤についての説明でした。

スタチン単剤では一次予防、二次予防の目標の値に達した割合は7割と5割でしたが、合剤は95%と75%が目標に達したとのことでした。(大きくはずれてませんが、細かい数値が若干違うかもしれません。)

合剤ということで、患者様の服薬コンプライアンスもよく、スタチン単剤で目標に達せない場合は積極的に合剤を使うべきと思います。

 

本日の勉強会は上記のような内容でした。

当院は健診も行なっており、脂質異常症で引っかかる患者様も多くお見かけします。また二次健診で脂質異常症の治療目的でいらっしゃる患者様も多くいらっしゃいます。

脂質異常症でお悩みの方は当院医師までご相談ください。

消化器科・泌尿器科・健診 大宮エヴァグリーンクリニック

院長  伊勢呂哲也

 

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