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腸内細菌・腸内環境(腸内フローラ)について

[2020.05.18]

皆さま、こんにちは。

本日は腸内細菌・腸内環境(腸内フローラ)についてのお話をします。
最近腸内細菌は医学研究の分野で非常に注目されております。それは腸内細菌が様々な病気と関係していることが明らかになっているからです。
腸内細菌に働きかけ腸内環境を改善させることが様々な病気の治療に繋がることがわかってきています。
最新の文献から教科書的なことまで腸内細菌についてのことを分かりやすく下記にまとめてみました。日頃便秘や下痢で悩んでいる方、慢性的に腹痛のある方、腸内細菌・腸内環境の改善に興味のある方、そんな皆様のためにこの記事を作りました。

皆様の腸内環境・腸内細菌の理解の一助になれば幸いです。

◆目次◆

1 腸内細菌
 1.1 腸内細菌とは
 1.2 腸内細菌はどれくらいいるのか
 1.3 腸内細菌にはどんな種類があるのか
 1.4 腸内細菌の影響の大きさ
 1.5 腸内細菌はどんな影響を身体に与えているか
 1.6 国内外で腸内細菌による研究が多数発表されている
2 腸内環境を改善させる方法
 2.1 生活習慣、食生活の改善
 2.2 乳酸菌や酪酸菌の摂取
 2.3 オリゴ糖や食物繊維の摂取
 2.4 自分の腸内細菌を知る
3 自分の腸内細菌を調べよう
 3.1 自分の腸内環境・腸内細菌を把握する
 3.2 大腸癌のリスクがわかる
 3.3 腸内細菌の多様性
 3.4 健康長寿判定
 3.5 太りやすさの判定
 3.6 ダイエットと食事の相性がわかる
 3.7 肌質、食生活、生活習慣の悩みの改善ポイントがわかる
4 当院での腸内細菌の検査の流れ

腸内細菌

腸内細菌とは

腸内細菌とは、腸内に存在する細菌のことです。
腸内の中は体外と同じく菌だらけなのです。
(それに対して血液中や尿路は健常者では無菌です)
菌が群を成してお花畑のようになっていることから腸内環境のことを腸内フローラと呼んでいます。

腸内細菌はどれくらいいるのか

人間の消化管の中にいる腸内細菌を合計すると、細菌の数は100兆個以上あり、重さは1.5kgとされてます。

腸内細菌にはどんな種類があるのか

腸内細菌には善玉菌、悪玉菌、日和見菌に分かれている。善玉菌は乳酸菌やビフィズス菌が主な菌です。善玉菌は消化を助けたり、免疫を活性化してくれます。悪玉菌は大腸菌やウェルシュ菌が主な菌です。悪玉菌はガスを発生させたり、便秘や下痢の原因になります。また、細菌毒素を発生すると言われております。日和見菌はバクテロイデスや連鎖球菌などがあります。日和見菌は普段特に良い方にも悪い方にも働きませんが、悪玉菌が増えてくると悪玉菌を助けるように働きます。日和見の名の通り、その時の環境に左右されます。

善玉菌の割合が多い時は快便で腹痛なども起こりにくいですが、悪玉菌の割合が多くなると便秘や下痢になり腹痛を伴うようになります

腸内細菌の影響の大きさ

最近の研究からでは腸内細菌は1つの臓器に匹敵するほどの影響力と働きがあるとされていて、私たちの身体を確実に支えてます。腸内細菌を意識することで身体のコンディションは大きく変わると言われています。

腸内細菌はどんな影響を身体に与えているか

腸内細菌は身体に様々な影響を与えてます。
下記に挙げる病態や疾患も腸内細菌が原因と考えられてます。

  • 便秘や下痢、腹痛などの消化器症状
  • 過敏性腸症候群
  • 潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患
  • 糖尿病や脂質異常症(高コレステロール血症)
  • 肥満
  • うつ病や自閉症
  • 神経疾患(多発性硬化症など)

上記の疾患の他にも腸内細菌は体内の免疫に深く関わっていると言われてます。免疫とは身体を守るために体外からの異物に反応し除去するシステムのことです。腸の中には細菌の他にも食物などの異物が大量にあり、腸内の免疫はそれを取捨選択し反応するものと許容するものにわけています。それ故に腸内は最大の免疫器官だと言われているのです。

国内外で腸内細菌による研究が多数発表されている

先述の通り、腸管内などの消化器疾患だけでなく、精神疾患や糖尿病から免疫系まで腸内細菌は幅広く影響しています。国内外で腸内細菌の研究はここ数年非常に増えており、腸内細菌と身体の様々な病気の関係や腸内細菌の身体に与える影響が明らかになってきています。

腸内環境を改善させる方法

生活習慣、食生活の改善

適度な運動をして、食生活を健康的にすることで腸内細菌は改善します。身体が動かないと腸も動きにくくなるんですよね。(これは全ての臓器に言えることで、身体が活発に動かないと臓器も適切に動いてくれません)
食生活は基本的に和食がお勧めです。
和食の内容は玄米食、菜食、肉より魚、腹8分目で食事を終える、が良いとされてます。

乳酸菌や酪酸菌の摂取

乳酸菌や酪酸菌は善玉菌であり、腸内環境を改善させる微生物です。乳酸菌や酪酸菌を摂取するために日常生活の中でヨーグルト食品やサプリメントで摂取すること方は多いと思います。ビオフェルミンやラックビーなどの医薬品を服用している方もいらっしゃいます。また、納豆やキムチなどの発酵食品を食べることも良いでしょう。善玉菌を摂取することで、腸内細菌全体の善玉菌の割合を高めることが腸内環境の改善に繋がります。

オリゴ糖や食物繊維の摂取

オリゴ糖や食物繊維は上部消化管では分解・吸収されず、大腸で善玉菌の栄養分となり、善玉菌の増殖を応援します。そのほかにもミネラル吸収を助けたり、腸を整えたり、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎やクローン病)の予防や改善につながります。

自分の腸内細菌を知る

上記のように一般的に腸内環境に良いであろう食事を挙げましたが、それぞれの腸内細菌の種類は人によって異なっており、身体に良い食生活は人によって違います。

自分の腸内細菌の特徴を検査で知ることにより自分に合った理想的な食生活がわかり、腸内細菌の改善に繋がります。腸内環境を改善させることで、便秘、下痢だけでなく糖尿病や精神疾患など様々な病気を治すことに繋がります。

自分の腸内細菌を調べよう

自分の腸内環境・腸内細菌を把握する

当院では腸内細菌検査を行なっております。便を検査に提出することでその方の腸内細菌の種類やバランスがわかります。腸内細菌の種類だけでなく下記に挙げるような種々の貴重な情報がわかります。

大腸癌のリスクがわかる

大腸癌患者様の腸内細菌に多いフソバクテリウム属の含まれる割合で大腸癌のリスクを判定します。リスクが高い場合、大腸内視鏡や大腸CTをお勧めしてます。

腸内細菌の多様性

腸内環境で、多様な機能を持つ菌がバランスよく存在していることが良いとされてます。その多様性を計測します。

健康長寿判定

腸内細菌の中で長寿の方に特に多く、健康維持に関係があるとされている菌のバランスを計測します。

太りやすさの判定

太りやすい体質なのかを腸内細菌から判定できます。現段階での将来の太りやすさを判定します。

ダイエットと食事の相性がわかる

タンパク質や繊維食がご自身のダイエットに効果があるかを判定します。

肌質、食生活、生活習慣の悩みの改善ポイントがわかる

肌質や食生活や飲酒、喫煙、睡眠、運動習慣に対して事前にアンケートを行い、腸内細菌の観点から改善すべきアドバイスをお伝えします。

当院での腸内細菌の検査の流れ

  1. 当院にお越し頂き検査の説明を聞く
    又は
    大宮エヴァグリーンクリニック(048-788‐3231)にお電話頂ければ資材及び資料をお送り致します。
  2. お渡しした検査キットに便を採取して頂き返信用封筒に入れポストに投函します。
  3. 検査結果をお送り致します。
  4. 検査結果が不明な点があればコールセンターまでお問い合わせ下さい。

腸内環境・腸内細菌はここ数年急激に研究が進んだ分野です。腸内環境を改善することでご自身の体調をより良い状態に変えていきましょう。

現在当院では徹底した新型コロナウイルス感染対策をしながら診療を継続しております。

またオンライン診療も行っております。
全国どこからでもオンライン診療は可能です。泌尿器科、消化器科、内科でお悩みの方は是非上記のリンクか下部のバナーよりご相談下さい。

今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

消化器科(胃カメラ)・泌尿器科・内科・人間ドック
大宮エヴァグリーンクリニック 院長 伊勢呂哲也

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