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夜間頻尿について

[2019.10.21]

埼玉新聞の11月号に記事を書かせて頂きました。
今回は夜間頻尿についてです。
これから1年間、3ヶ月に1回投稿させていただきます。
多少は修正が加わるかもしれませんがその内容をここで共有したいとおもいます。

夜2.3回目が覚める、トイレに起きて眠れない、そんなことでお悩みの方多いんじゃないでしょうか。

排尿で起きるために眠りを妨げられてしまいますよね。

僕の患者様の中には夜8回目が覚めると言う方もいらっしゃいます。そんな方の中には自分もこういう体質なんだから、もう歳だからしょうがない、のように考えてる方も多く病院にかからない方が非常に多くいます。泌尿器科に受診するのが恥ずかしいと思う人もいるようです。

勇気をもって泌尿器科を受診された後は、生活指導や薬によって夜の回数が減り、0回や1回になる方もいます。皆さんもっと早く泌尿器科にかかればよかったとおっしゃいます。夜間起きないことで睡眠の質が上がり、それによりQOL(quality of life 生活の質)も向上することにつながっていきます。

夜間頻尿には3つの原因があると言われています。

  1. 夜間多尿
  2. 蓄尿障害
  3. 睡眠障害 です。
  1. 夜間多尿は夜間尿量がたくさん作られるために、排尿しなければならない状態です。夜間多尿の原因は高血圧、腎障害、加齢、心疾患、糖尿病等様々です。若い時は日中にたくさん尿が作られ、夜は少量作られる状態です。ですが、これらの原因により徐々に夜間多尿型にシフトしていくのです。そのような方には生活指導や夜間の尿量を減らすようなお薬を出します。私の経験では、夜間多尿のタイプの方が1番薬による効果が大きいと思われます。
  2. 蓄尿障害は、夜間膀胱に尿が貯められなくなっている状態です。原因としては前立腺肥大症、過活動膀胱、神経性膀胱などがあります。
    蓄尿障害の患者様には、膀胱に尿をより貯めることが出来るような指導やお薬をお出しします。
  3. 睡眠障害は深く眠れないために起きてそのついでにトイレに行くと言う状態です。心因性、うつ病、睡眠時無呼吸症候群などが原因として挙げられます。

受診して頂き、尿検査、排尿日誌、超音波検査などの検査で上記のどの原因なのかを判断します。①②③すべての場合において生活指導や投薬によって夜間頻尿を改善させられる可能性が大いにあります。

泌尿器科に行く事は決して恥ずかしいことではありません。当院は健診や人間ドック施設でもあるとともに、消化器科、内科、外科も標榜しております。泌尿器科がメインの病院ではありませんので人目を気にせず受診していただくことができます。夜トイレに行くお悩みを抱えの方、大宮エヴァグリーンクリニックまでご相談ください。

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