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院内勉強会 個人情報保護について

[2019.07.01]

こんにちは、大宮エヴァグリーンクリニックの伊勢呂です。本格的な梅雨に入り、ジメジメとした日が続きますね。最近の大雨は、タイやマレーシアなどの亜熱帯地域のスコールをイメージしてしまいます。日本のここ数年の猛暑の影響なのでしょうか。今年も熱中症対策はこれから大切になってきます。十分な水分補給と塩分摂取、クーラーなどによる熱さ対策をしていきましょう。

 

さて今回は先日当院で行われた勉強会についてのお話です。今回は個人情報保護についての勉強会でした。当院では年間12000人以上の健康診断、人間ドックの患者様を扱っており、膨大な個人情報の量があります。この膨大な量の情報からわかる医学的なデータ、見識も非常に有用なものではありますが、逆にその膨大なデータが漏れた時のリスクというのも非常に大きいです。なので健康診断の仲介業者さん達は、健診施設が個人情報保護の勉強会を行なっているか、個人情報を管理する専任のスタッフがいるか、などを非常に気遣っているのです。

先日も当院のスタッフ一同で、倉庫の整理をしていた際に膨大な個人情報の詰まった書類が出てきました。ダンボールで言うと15箱くらいでしょうか。これは法律に照らし合わせても保管の必要のない書類や文書です。しかし、適切な処理を行わなければ個人情報の流出となり、該当する方々に甚大な被害を及ぼします。なので、全ての書類をシュレッダーにかけ溶解処理を施し、全ての作業が完了したことを確認するまで安心出来ませんでした。このご時世個人情報には最大限の気を使わなければなりませんよね。

 

先日当院で行った勉強会についての要約です。

個人情報保護法が改正され、以前は5000人以上の規模の個人情報を扱う事業所が義務規定の適用であったが、それが5000人以下の事業所も対象となりました。

何故、個人情報の管理が必要になったかというと、守秘義務とプライバシーの権利が守られなくてはならないからです。

今回の個人情報保護法の改正で第三者提供の制限も設けられました。第三者、例えば会社の人、家族など、に情報を提供する場合は本人の同意を得る必要があります。

例外としては、法令に基づく場合、人の生命・身体の保護のために必要がある場合、などです。

また、患者情報などに関する事故事例も教えていただきました。

・カウンターの上にある個人情報を盗み見られてしまった

・コンピュータの中の他人の個人情報を偶然見られてしまった

・引き継ぎ書類を所定のトレイに入れていなかったために情報が紛失した

・職員同士の会話が聞かれてしまった

・個人情報の入ったUSBを紛失した

などです。

個人情報は管理する側に責任があります。これからも定期的に個人情報を保護しているという責任の重さを再確認すること、そして常に新たな情報を更新していかねばいけないなと実感しました。

消化器科・内科・泌尿器科・健康診断・人間ドック

大宮エヴァグリーンクリニック  院長 伊勢呂哲也

 

 

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