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院内糖尿病勉強会

[2019.06.12]

本日は大宮エヴァグリーンクリニック第1診察室にて糖尿病の勉強会を開催して頂きました。

薬の説明がメインで、その薬の内容はSGLT2阻害薬という糖尿病の新薬です。

固有名詞は出すのは避けますが、その薬は元素記号の構造式の一部を硫黄で置換することで、腎臓や肝臓に負担がかからなくなる仕組みを作ったみたいです。

そのことH27年のグッドデザイン賞を頂いたとのことでした。そしてなんとその製薬会社の工場は大宮にあるとのことで、大宮が生み出した薬だということです。

 

SGLT2阻害薬は糖尿病の新しい薬ですが、現在は血糖コントロールの第1、2選択薬になりつつあります。

機序としては、血糖の腎臓での再吸収を抑制することで、尿から糖を出してしまうという画期的な薬です。

尿から糖が出てしまうため糖尿病なのですが、逆にもっと尿から出してしまおうという薬です。

そもそも糖尿病はなんでいけないのかというと、尿から糖が出る状態というのは血糖値が高い状態なのです。

血糖値が高いことによって尿から糖が漏れ出てしまうんですね。なので、尿から糖が出るのは高血糖の結果であり、尿から糖が出ること自体はそんなに悪ではないのです。

しかもこの薬を飲むことで血糖値を下げるだけでなく体重も減量できるというおまけ付きです。

今後はSGLT2阻害薬が糖尿病治療の主流になる気がします。

 

当院では定期的に勉強会を開いて日々新しい知識を得るようにしております。

 

消化器科・泌尿器科・健診   大宮エヴァグリーンクリニック

院長  伊勢呂哲也

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