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HIVや梅毒にもかかりやすくなる!? 放っておくと怖い淋病!

[2022.11.18]

近年梅毒とともに注目され、若い世代に広がりをみせている淋病。
名前は聞いたことがあるけど、実際にはどんな病気?どんな症状が出る?など気になる人も多いと思います。この動画では淋病について症状や治療法など詳しく解説していきます。

目次

1・淋病とは
2・淋病の潜伏期間
3・淋病の感染経路について
4・淋病の症状について
5・淋病の検査について
6・淋病の治療について
7・性行為感染症にかからないためには?
まとめ

 

淋病とは

淋病とは、淋菌(リンキン)という細菌に感染しておこる性行為感染症いわゆる性病の一つです。
淋病は日本国内でクラミジアに次いで感染者の多い性病になっています。ここ数年では20代の若い世代の増加傾向がみられます。
淋病は男性の場合すぐに強い症状が出てわかりやすいのですが、特に女性は症状に気づかない人も多いです。男女ともに無症状の場合があるので、知らないうちに感染を広めていることもあります。
淋病にかかると、HIVや梅毒などより重い性病にかかりやすくなります。放置しておくと女性の場合は子宮に炎症を起こしたり、妊婦さんが感染すると出産時に産まれてきた赤ちゃんに感染し、失明や場合によっては命に関わる重度な障害を起こす可能性があります。男性も不妊症の原因となる病気を引き起こすことがあります。
このように放っておくと怖い淋病、少しでも疑わしい症状が出たらすぐに受診しましょう。

淋病の潜伏期間

淋病の潜伏期間は性行為後2日から1週間です。感染者数の一番多いクラミジアが1週間から3週間ですので、それよりも早く、性病の中でも比較的早い潜伏期間です。

淋病の感染経路について

性病の感染経路は男性の場合は尿道、女性の場合は膣、男女ともに喉、同性愛者の方や行為によっては肛門も報告されています。

淋病の症状について

尿道

おしっこをした時に強い痛みが走ります。また膿や粘液が出ることがあります。クラミジアでも同じような症状がでるのですが、淋病の方が強い症状です。

おりものの異常、増加、性行為時痛、不正出血がみられることもあります。

痛み、腫れ、発熱を伴うこともあります。

肛門

不快感、かゆみ、性行為時痛、下痢などがあげられます。

淋病の症状は男性のおしっこをした時の激しい痛みが特徴的ですが、女性においては症状が淋病からくるものなのか、はっきりせずに放置してしまうこともあります。
また男女ともに淋病感染していても無症状ということもあります。特に喉の場合は無症状率が高いと言われています。

淋病の検査について

尿道

尿検査をします。

膣の中の粘液を拭うおりもの検査をします。

うがい検査をします。

全ての検査においてPCR法を用います。PCR検査はコロナの時に知れ渡った検査ですが、体内の細菌を迅速に検出できる正確な検査方法です。

淋病の治療について

淋病の検査をしてもほとんどの場合は即日に結果が出ることはありません。しかし淋病は症状から医師が疑わしいと判断した場合にすぐに治療を開始します。
治療は抗生物質の点滴か筋肉注射をします。どちらも1回の治療でおしまいです。淋病はこの1回の治療で治ることが多いのですが、必ず陰性の確認が必要です。1回の治療で陰性にならなかった場合には筋肉注射、内服薬などで再度治療します。
淋病の治療効果は高いのですが、稀に菌が残っている場合もありますので自己判断で終わらせずに必ず陰性確認をしましょう。

性行為感染症にかからないためには?

淋病に限らずクラミジア、梅毒など全ての性行為感染症にいえることですが、コンドームをつける、不特定多数との性行為を避ける、疑わしいお店はできるだけ避けるようにする、などが大切です。
また、清潔を心がけ、特に男性の場合は性行為後におしっこをする、女性の場合はシャワーで洗い流す、など菌を洗い流すことも大切です。
性行為感染症は通常の性行為のみならず、オーラルセックスやアナルセックスなどからも感染することを忘れてはいけません。
淋病は症状が出ないこともあります。本人に自覚はなくとも、パートナーが感染したり不特定多数との行為や心当たりのある時には検査をすることをおすすめします。

まとめ

淋病は症状が強いのが特徴的である反面、無症状の場合がある

無症状で感染を広げている危険性があります。また治療を怠り放置しているとHIVや梅毒といったより重い性病にかかりやすくなリます。そして男女共に、将来の不妊につながる原因となる病気を引き起こすこともあります。疑わしい時はすぐに病院に行きましょう。

点滴と注射どちらかで1回で終わる

治療を怠ると怖い淋病ですが、治療は点滴か筋肉注射のどちらか1回でほとんどの場合効果があります。ですが、治療後に必ず陰性確認をしましょう。

怪しい性行為を避ける

今はSNSや出会い系アプリの広がりによって、簡単に知らない人と繋がりやすくなっています。不特定多数の性行為はかなり危険であることを忘れてはいけません。危険性の高い性風俗店利用も控えた方が安全といえます。
疑わしい行為があったり、何かしらの症状があった時にはすぐに病院で検査、治療をするようにしましょう!

 

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