機能性ディスペプシア
機能性ディスペプシアとは
機能性ディスペプシアとは、胃カメラや上部消化管造影検査にて器質的な疾患がないにも関わらず、胃もたれや胃部不快感などの症状を生じる疾患です。
機能性ディスペプシアの原因
本来、胃は食物が食道から下りてくると弛緩して胃が膨らむのですが、機能性ディスペプシアの方は胃の弛緩が不十分です。そのため、十二指腸まですぐに食物が通達し十二指腸ストップがかかります。そのため食物の通過がストップし、胃もたれや腹部膨満感が生じます。
その背景には心理社会的なストレスがあると言われております。
診断・治療
上記のような病態は胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)で明らかにするのは出来ません。
なので、胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)を行い器質的疾患がない事を確認した上で、胃もたれや腹部膨満感、胃部不快感がある方に機能性ディスペプシアと診断します。
上記のような症状は逆流性食道炎と似ているため、逆流性食道炎と機能性ディスペプシアの病態は重なる部分が大きいと言われてます。
治療には薬物療法や生活指導があります。
胃もたれや腹部膨満感でお悩みの方は当院医師までご相談下さい。