急性胃炎

急性胃炎とは胃の粘膜に急性の炎症が起きた状態です。

急にお腹の痛みが出る場合や、なんとなく胃部の不快感を感じる場合もあります。吐血や嘔吐をする場合もあります。

原因には、ストレス、薬剤(非ステロイド性鎮痛剤やアスピリン)の使用、ヘリコバクターピロリ菌の感染などが挙げられます。

診断には消化器胃腸科で上部消化管内視鏡検査(胃カメラ検査)をすることが必要です。

急性胃炎の原因が明らかな場合は、それを除くことが治療の基本です。該当する薬剤があればそれを中止し、ヘリコバクターピロリ菌の感染があれば除菌治療を行います。

いずれの場合でも、胃酸を抑えるプロトンポンプ阻害薬やH2受容体拮抗薬などの胃酸を抑える薬を併用します。

急性胃炎を治療せずに放置しておくと胃潰瘍に進展するこもあります。胃潰瘍は胃や十二指腸を貫通して穴が空いてしまうこともあります。そうなると手術が必要です。

胃に不快感や痛みを感じたらすぐに消化器胃腸科の医師に相談しましょう。

胃部不快感やみぞおちの痛みを感じた方は、当院医師までご相談ください。

当院は全て保険診療です。
初診の診療費用は薬代を除き、およそ下記のようになります。(3割負担です)

この記事を執筆した人

医師　久田裕也

名古屋大学出身
消化器病学会専門医
消化器内視鏡学会専門医
内科認定医
肝臓、胆嚢、膵臓から胃カメラ、大腸カメラまで消化器疾患を中心に幅広く診療を行っている。

大宮エヴァグリーンクリニック