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糖尿病

「糖尿病」と聞くとみなさんはどんなイメージを持つでしょうか?「目が見えなくなる」「足を切断する」「厳しい食事制限が必要」など怖いイメージを抱く方も多いのではないでしょうか。生活習慣病の一つとして身近に聞かれる病気ではありますが本当に怖いイメージのような病気なのか、どのような症状になるのか、治療方法やお薬のことなど糖尿病について正しく理解している人は少ないと思います。そこでこの記事では糖尿病について詳しく説明していきたいと思います。

◆目次◆

1 糖尿病とは
2 糖尿病になる原因
3 糖尿病の症状
4 糖尿病の合併症
5 糖尿病の検査と治療
6 糖尿病の予防
7 生活習慣病の通院方法

1 糖尿病とは

糖尿病とは、尿から糖が出ていることからついた病気の名前です。そもそも健康な人の尿からは糖は出ません。糖は人間が生きていく上でのエネルギーの源となるとても大切な存在です。その糖が血液に乗って体の組織に行き渡り、細胞に入り込むためにはインスリンという膵臓から出るホルモンが必要になります。インスリンがうまく働くことで適量な糖を体内に取り込めるのですが、血糖値が高くなるとこのインスリンが十分に働かず、血液中に糖が溢れ出てしまいます。そして腎臓から糖が尿に漏れでてしまうのです。血糖値が高い状態が続くことで色々な怖い病気へと繋がってしまいます。糖が尿から漏れ出ることが怖いことではなく、血糖値が高いことで様々な病気につながることが糖尿病の恐ろしいところです。

2 糖尿病になる原因

糖尿病には大きく2型糖尿病と1型糖尿病の二つに分類されます。1型糖尿病は免疫異常や何かしらの原因でインスリンが生産されず子どもや若い人に多く発症します。注射によりインスリンを補給する必要があります。2型糖尿病は、90%以上がこのタイプで遺伝的な要因に加え、運動不足や肥満、生活習慣が原因で発症するものです。最近では若い人にもみられますが、多くは40代以降にみられます。この他に妊娠糖尿病といって、妊娠期に糖尿病には至るほどの数値ではないものの血糖値が上昇することがあります。これは胎盤から出るホルモンの影響でインスリンの働きが弱くなるためだといわれています。出産後には正常に戻る人も多いのですが、その後に糖尿病になりやすいとされているので注意が必要です。また、日本人は欧米人に比べてインスリンの分泌量が低いとされていて、比較的糖尿病になりやすい体質といわれています。

3 糖尿病の症状

生活習慣病と言われる高血圧や脂質異常症と同様に糖尿病も初期には自覚症状がありません。症状が出る頃には進行して合併症を伴っていることが多く、手遅れになる場合があります。主な症状としては、食べているのに体重が減っていく、尿の回数が増える、喉が渇いて水をよく飲む、だるさや倦怠感を感じる、手足が痺れる、男性においては性機能の障害(ED)などもあげられます。

4 糖尿病の合併症

糖尿病が進行することで様々な合併症を発症します。神経障害、網膜症、腎障害は糖尿病の3大合併症と呼ばれる代表的なものです。神経障害は手足のしびれ、感覚障害などがあります。血糖値が高いことで微小血管が詰まり様々な病気を起こします。細かい血管が損傷して血流が悪くなることで、神経細胞への血液が供給されず、自律神経にも障害が起こります。また網膜障害は血糖値が高いことが続くと目の毛細血管が損傷し、突然目の前が真っ暗になって失明してしまうということもあります。腎障害は腎機能が低下し、進行すると塩分やタンパク質の摂取量が厳しく制限された食事療法が必要になり、最終的には人工透析になる可能性も多分にあります。この他にも心筋梗塞や脳梗塞は糖尿病を患っている人は健康な人の3倍のリスクがあるとされています。また、糖尿病患者の50%以上の人が高血圧を併発しているため、より合併症になりやすい危険性があります。

5 糖尿病の検査と治療

採血により血糖値をはかります。糖尿病は初期の症状がないために、定期的な健康診断などの採血によって血糖値が高いと判明することがほとんどです。また、上記したように何かしらの症状があって受診する時にはすでに合併症を引き起こしていることも多いため、手遅れになる前に検査し治療する必要があります。
体内でインスリンが十分に生成されない1型糖尿病は注射によってインスリンを体内に補給します。2型糖尿病は過食、肥満、運動不足などの生活習慣によって引き起こされるため、まずは生活習慣を改善して血糖値をコントロールすることになります。

6 糖尿病の予防

糖尿病は多くの場合が生活習慣によって起こる病気です。まずは日頃の食生活、運動を始めとした生活習慣を改善することが治療でもあり予防でもあります。
食生活においてはカロリーを取り過ぎないことです。糖尿病は基本的に何を食べれば良いということではなく、摂取カロリーを抑えたバランスの良い食品を摂り、急激に血糖値を上げないように野菜から食べるなどの食べ方にも気をつけて膵臓に負担をかけないようにすることが大切です。
肥満は糖尿病の最大の原因です。適度な運動をすることで脂肪の燃焼にも繋がります。決まった運動を継続することは大事ですが、なかなか取り組めない人は、日頃の生活の中で体を動かすように意識してみましょう。有酸素運動や筋トレ、ストレッチはストレス解消にもなります。
日頃から暴飲暴食、多量の飲酒や喫煙、肥満、運動不足など心当たりのある方は血糖値が高い可能性が十分にあるため、定期的に検査をすることが大事です。繰り返しになりますが、糖尿病は初期症状が出にくいことと、生活習慣を改善しなければならない煩わしさから放置してしまう人も多くいます。ですが糖尿病は処置が遅くなればなるほど命に関わる怖い合併症を引き起こします。検診で指摘された方や、気になる症状がある方はぜひ当院までご相談ください。

生活習慣病の通院方法

  頻度 採血 値段
高血圧 月に1回
オンラインでも可
半年に1度

採血時
3000~4000円前後+薬代

診察のみ
1500円前後+薬代

※すべて3割負担の値段になります。

脂質異常症 月に1回
オンラインでも可
2~6ヶ月に1度

採血時
3000~4000円前後+薬代

診察のみ
1500円前後+薬代

※すべて3割負担の値段になります。

糖尿病 月に1回
オンラインでも可
2~6ヶ月に1度

採血時
3000~4000円前後+薬代

診察のみ
1500円前後+薬代

※すべて3割負担の値段になります。

 

当院ではオンライン診療も行っております。

全国どこからでもオンライン診療は可能です。泌尿器科、消化器科、内科でお悩みの方は是非上記のリンクか下部のバナーよりご相談下さい。

今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

 

消化器科(胃カメラ)・泌尿器科・内科・人間ドック
大宮エヴァグリーンクリニック 院長 伊勢呂哲也

大宮院

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