高尿酸血症(痛風)
最近、足の指が痛む、暴飲暴食もしているし、会社の検診でも尿酸値が高めだったし・・・ひょっとして痛風では?
と、心当たりのある方は多いのではないでしょうか?
特に痛風は働き盛りの男性に多く見られることから、家庭への影響も心配なことと思います。
どんな症状?
主な初期症状としては、足の親指付け根に激痛が走る前にムズムズとした違和感が起こるなどの違和感が感じられます。また、足首やくるぶし、膝にも生じることもあります。少しの痛みは一週間程度で収まることもあるため、その間にご自身で湿布や塗り薬で痛みを和らげて放っておく人もいますが、決して痛風を侮ってはいけません。
痛風って?
俗に痛風と言われる高尿酸血症は、血液中の尿酸の濃度が高くなった状態です。高くなって血液中に溶けきれなくなった尿酸塩が身体の関節に析出してきます。
そこに白血球が異物として反応し、激しい炎症反応を起こします。それが激しい痛みとなって現れます。これを痛風と言います。
痛風を放っておくと?
痛風を放っておくと、関節の痛みだけではなく、腫れてコブ状になってくる、腎臓障害や尿路結石を起こしやすくもなります。最終的には慢性的な痛風になる可能性も高くなります。
一昔前までは、痛風は50代以降の男性に見られる病気だと思われていましたが、ここ最近の食習慣の多様化、運動不足、ストレスなど様々な要因で20〜30代の若い男性、また女性にも、他人事の病気ではなくなってきています。
改善方法は?
尿酸値はプリン体と呼ばれる物質を摂取することで上昇します。プリン体はアルコール、レバー、肉類、魚卵、えびなどに多く含まれます。
日頃からビールをたくさん飲んで、動物性タンパク質のものを好んで沢山摂取されている方は注意が必要かもしれません。
尿酸値を抑えることは、これらの食事の必要以上な摂取を控える、適度な運動をするなど、生活習慣を改善することが有効になってきます。
ただそれでも改善しない場合は、お薬の服用が必要です。
また、痛風かも?と思っていても他の病状であることもあります。一時痛みがあったけどもうないから心配ないと思っている方もいるかと思いますが、何はともあれ、疑わしければ受診をすることをおすすめします。
痛風や高尿酸値でお悩みの方は当院までご相談ください。