急性扁桃炎
急性扁桃炎とは
急性扁桃炎とは、扁桃腺にウイルスや細菌が感染し、発熱や喉に痛みを生じたる病気です。
原因菌としてはA群溶連菌、ブドウ球菌、肺炎球菌、アデノウイルスなどが挙げられます。
ウイルス感染の方が頻度が高いと言われてます。
もともと扁桃腺が腫大した方に多く起こります。
扁桃腺炎を年に4回以上繰り返す方は、扁桃腺摘除の適応であり、当院でそのような患者様がいらっしゃいましたら、手術症例の豊富にある当院連携の耳鼻咽喉科をご紹介させて頂いてます。
検査・治療
外来に来た患者様の喉の痛みの程度、発熱の有無、摂食可能か否かを問診し、などの診察をします。
扁桃腺が腫大し発赤してる程度ならば抗生剤の内服のみで治ることがほとんどですが、白色の膿が形成されている場合は点滴での抗生剤の投与が必要になる場合もあります。
また膿形成が強く、摂食困難であったり、全身状態が良くない場合、穿刺し膿を外に出す必要があります。
また、原因菌がA群溶連菌感染の場合は腎障害などの合併症を起こすこともあり、扁桃腺炎にかかった場合は、咽頭扁桃ぬぐい液を採取し、迅速キットによるA群溶連菌の検査と、陽性の際にはペニシリン系の抗生物質の投与が必要です。
A群溶連菌が陰性の場合でも、細菌感染が疑われるような場合は抗生物質の投与をします。
一般的な風邪だと思っていても、扁桃腺炎で膿を形成している患者様をよく外来でお見かけします。
喉の痛み、発熱などの症状をお持ちの方は当院医師までご相談ください。