メニュー

血尿

血尿

images1_ketsunyo血尿と聞くとどんな状態を想像するでしょうか。痛みとともに出る、トイレが真っ赤に染まる、テレビで怖い病気が隠れていると言っていた、など様々なことを想像してしまうと思います。実際に血尿を経験した方はびっくりしてすぐ病院に受診されます。原因がわからないでもやもやと考えている時間は患者様を非常に不安にさせるのです。そんなもやもやを少しでも払拭出来ればと思いこのページを作りました。下記に血尿の種類とその原因のについて説明したいと思います。

血尿には目に見えないけど顕微鏡的には見える顕微鏡的血尿と、目にも見える肉眼的血尿があります。
つまり、患者さんが家で血尿に気付いて受診される場合が肉眼的血尿で、健診などの尿検査で偶然発見される場合を顕微鏡的血尿(尿潜血とも呼ぶ)と言います。

一般的に言われている血尿は前者の肉眼的血尿です。

一概にはどちらの方に重い病気が隠れているとは言えませんが、肉眼的血尿の場合は膀胱鏡を含めて総合的に尿路を検査していく必要があります。顕微鏡的血尿でも放っておくと重大な病気に繋がる場合がございますので、泌尿器科での検査が必要になります。

血尿を引き起こす病気

image1 (2)血尿を引き起こす病気は様々です。
細菌が感染して起こる感染症でも血尿は起こります。

感染症の種類には、膀胱炎、前立腺炎、腎盂腎炎などがあります。
感染症は細菌と白血球が戦うことで、その過程で膀胱や腎臓の組織が壊れて出血し血尿という形で現れます。若い女性が痛みを伴う血尿で受診することが多くあります。本人はとても心配して受診されるのですがこれは出血性膀胱炎という状態であり、膀胱炎に準じた抗生剤投与で完治します。

また、泌尿器科の病気として有名な尿路結石も血尿の原因となります。尿路結石には尿管結石、腎臓結石、膀胱結石があります。全ての結石で血尿が起こりえます。
それは結石が尿管、腎臓、膀胱の上皮と接触することで上皮が傷つき出血するのです。尿管結石は同時に激しい痛みも引き起こします。腎臓結石は痛みは伴いません。膀胱結石は残尿感や頻尿などの膀胱刺激症状を伴います。

そして血尿の原因として1番怖いのが悪性腫瘍、すなわちがんです。
がん細胞は正常な細胞と違い、非常にもろい構造です。
なのでちょっとした刺激や力ですぐ壊れてしまいます。
尿路に出来た悪性腫瘍の組織が崩れることによって出血するのです。

血尿を生じるがんは、膀胱がん、尿管がん、腎盂がん、前立腺がんが挙げられます。このがんの中で最も多く血尿の原因となるがんは膀胱がんです。尿管がん、腎盂がんはそんなに頻度は高くありません。前立腺がんも初期であれば血尿を伴うことはほとんどなく、進行している場合血尿を伴います。前立腺がんは2020年には男性のがんにかかる人の数が1番になると言われております。

血尿の検査

storz

顕微鏡的血尿(尿潜血)は、95%以上は検査して異常が見られない生理的な顕微鏡的血尿です。

顕微鏡的血尿の方に当院で行なっている検査は腹部超音波検査と尿細胞診検査、尿培養検査です。腎機能の低下なども疑われる場合は採血検査も行います。

腹部超音波検査は腎臓、膀胱、前立腺、尿管を超音波を当てて観察し、結石や腫瘍などがないか確認する検査です。腹部超音波検査は全く痛みは伴いません。

尿細胞診検査は、尿を提出してもらい、尿中にがん細胞が無いかを顕微鏡で確認する検査です。患者様にコップに尿を提出して頂くことで検査できます。先述の通り、がんは非常にもろい組織なので壊れやすく、尿中にがん細胞が出て来やすいのです。従って尿中にがん細胞を認める場合はがんを強く疑います。

これらの検査で異常が無い場合は顕微鏡的血尿はありますがそれ以上の検査は不要です。また健診などで1年に1回定期的にフォローして頂きます。

肉眼的血尿の患者様は膀胱炎や前立腺炎などの感染症が確定出来ない限りは軟性膀胱鏡検査をお勧めしています。

今日の軟性膀胱鏡は従来の硬性膀胱鏡と違って検査時の痛みがほとんど無くなったので安心して検査を受けて頂けます。検査時間も短く、1-2分で終わります。

当院では検査から診断まで全て泌尿器科専門医が行っております。ご自身で血尿に気づかれた方、健診で血尿を指摘された方は当院医師までご相談ください。

 

 

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME