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胃カメラ検査にかかる所要時間はどれくらい?鎮静剤使用のあり・なしでの違いも解説

「検査にどのくらい時間がかかるのか」
「仕事の合間に受けられるのか」
「鎮静剤を使うと滞在時間は伸びるのか」

など、初めて胃カメラを受けるとき、不安や疑問を抱かれる方は少なくありません。

当院でも、忙しい患者さまができるだけ効率よく検査を受けられるように、検査の流れや所要時間について丁寧にご説明しています。

この記事では、胃カメラ検査にかかる時間の目安と、鎮静剤の有無による違い、さらに検査をスムーズに受けるコツなどをわかりやすく解説します。

【結論】胃カメラ検査の所要時間は30〜90分ほど

当院で胃カメラ検査を受けていただく場合、来院からお帰りまでの時間は、以下が目安となります。

  • 鎮静剤なしの場合:30~60分ほど
  • 鎮静剤ありの場合:60〜90分ほど

検査そのものは5〜15分ほどで終了しますが、準備や麻酔、結果説明などを含めると、全体ではおおよそ上記の時間が必要です。
「半日かかる検査」というイメージを持たれている方も多いのですが、実際には多くの場合1時間半以内で終了しています。

胃カメラ検査にかかる時間の内訳

胃カメラ検査は「どれくらい時間がかかるのか」を不安に感じる方も多いかと思います。
ここでは、検査当日にかかる時間の内訳を項目ごとに分けてご説明します。

① 初診時の説明・事前診察(約10〜30分)

初めて胃カメラを受ける方は、事前の診察と説明が必要です。
以下の内容を医師が確認します。

  • 現在の症状・既往歴
  • 内服薬(糖尿病薬・血液をさらさらにする薬など)
  • 検査方法の選択(経口 / 経鼻 / 鎮静剤の有無)
  • 注意事項の説明
  • 同意書の記入

外来の混雑具合によって所要時間は変動しますが、平均して10〜30分程度で終了します。

② 鎮静剤なし(起きたまま行う胃カメラ)の場合:30〜60分ほど

鎮静剤を使用しない場合は、比較的短時間で検査が終わります。

当日の流れと所要時間目安

工程 時間
受付〜検査室移動 約5分
喉または鼻の麻酔 約5〜10分
検査体勢の準備 約3〜5分
胃カメラ検査(観察) 約5〜15分
医師による結果説明 約5〜10分
お会計 約3〜5分

合計:30〜60分ほど

ポイント
  • 経鼻では鼻腔を広げる前処置が必要なため、少しだけ時間が長くなる傾向があります
  • 反射が強い場合は観察に時間がかかることがあります
  • 胃の中がきれいだと検査は非常にスムーズです(3〜5分で終了する場合もあります)

③ 鎮静剤あり(眠った状態で行う胃カメラ)の場合:60〜90分ほど

鎮静剤を使う胃カメラは、苦痛を大きく軽減できる反面、前後の休憩が必要になるため所要時間が長くなります。

当日の流れと所要時間目安

工程 時間
受付〜検査室移動 約5分
喉の麻酔 約5〜10分
点滴の準備 約2〜5分
検査前の準備・鎮静剤の注入 約5〜10分
胃カメラ検査(観察) 約5〜15分
リカバリールームで休憩 約15〜30分
結果説明 約5〜10分
お会計 約3〜5分

合計:60〜90分ほど

ポイント
  • 鎮静剤の効き方には個人差があり、稀に長めの休憩が必要な方もいます
  • 検査後は眠気・ふらつきが残るため、当日の車・自転車の運転はできません

検査方法による所要時間の違い

胃カメラ検査は、選択する方法によって準備や検査後の回復時間が異なります。
当院では、まず「経口」または「経鼻」のどちらかを選択いただき、さらに「鎮静剤あり」か「鎮静剤なし」をお選びいただけます。患者さまのご希望や体質に合わせて最適な検査方法をご提案いたします。

検査方法  所要時間 特徴
経口 約20〜30分 最も一般的・短時間で終わる
経鼻 約25〜35分 嘔吐反射が出にくいが前処置に少し時間がかかる
鎮静剤 所要時間 特徴
あり 約60〜90分 苦痛が少ないが回復時間が必要
なし 約30〜60分 回復時間が必要ないが喉の違和感を感じやすい

胃カメラ検査の基本的な流れ(当院の場合)

当院ではFUJIFILM製の高画質内視鏡システムを使用し、微小な病変の発見にも優れた精密な胃カメラ検査を行っています。
必要に応じて、病変の一部を採取して詳しく調べる病理組織検査にも対応しており、早期発見・早期治療につながる精度の高い診断が可能です。

胃カメラ検査の基本的な流れ

① ご来院・受付

受付後、看護師より当日の検査の流れをご説明します。
当院ではお呼び出しを番号制にするなど、プライバシーに配慮した運用を行っています。

② 検査前の準備

検査に応じて、喉の麻酔や前処置を行います。
経鼻・経口のどちらで検査を行うかは、ご希望に応じて選択可能です。

  • 経口内視鏡:一般的な方法。検査時間が比較的短い。
  • 経鼻内視鏡:嘔吐反射が出にくく、負担が少ない。

また、「眠っている間に検査を受けたい」という方には鎮静剤を使用した胃カメラもご選択いただけます(効果には個人差があります)。

③ 胃カメラ検査

検査時間は約5〜15分ほどです。
必要に応じて病変の一部を採取する「病理組織検査」も同時に行うことができます。
同日にピロリ菌検査(迅速検査・尿素呼気試験)を行うことも可能です。

④ 検査後の休憩

鎮静剤を使用した場合はしばらくベッドでお休みいただきますが、拮抗薬により検査後すぐに覚醒し、15分ほどで頭がぼんやりするのも治まります。
また、鎮静剤を使用した日は、車・バイク・自転車の運転はできません。

⑤ 医師による説明

画像をご覧いただきながら、医師が検査結果を丁寧に説明します。
病理検査を行った場合は、結果が出次第ご案内いたします。

検査前日〜当日までの注意点(食事のまとめ)

  • 前日は消化の良い食事にしてください。
    おかゆなどに限定する必要はありませんが、よく噛んでお召し上がりください。
  • アルコールは避けてください。
  • 前日の夕食は21時頃までに済ませてください。
    それ以降は検査が終わるまで絶食となりますが、水分(水かお茶)は摂取可能です。
  • 当日は朝食を取らずにご来院ください。
    15時以降の検査予約の場合は、検査の6時間前まで軽い朝食が可能です。
    水・お茶は検査2時間前まで摂取できます。

検査にかかる費用(3割負担の場合)

  • 胃カメラ観察のみ:3,000円程度
  • 胃カメラ+病理組織検査:7,000円程度

※初診料・再診料・薬代など、別途費用がかかる場合があります(3,000〜5,000円目安)

各種クレジットカード・交通系IC・電子マネーでのお支払いが可能です。

当院の特徴とサポート体制

  • 仕切りのある待合室でプライバシーに配慮
  • 番号でのお呼び出し
  • 経験豊富な内視鏡専門医が担当
  • 必要時にはCT検査との併用も可能

胃もたれ・胃痛・胸やけ・吐き気など、気になる症状がある方はお気軽にご相談ください。
より正確な診断と、スムーズなご案内を心がけています。

胃カメラ検査に関するよくあるご質問(FAQ)

Q1. 胃カメラ検査はどのくらい時間がかかりますか?

A. 検査方法によって異なりますが、当日の滞在時間は30〜90分ほどです。
鎮静剤を使用しない場合は30〜60分程度、鎮静剤を使用する場合は回復の時間を含めて60〜90分ほどを見ていただくと安心です。

Q2. 鎮静剤を使った場合、どのくらいで目が覚めますか?

A. 拮抗薬を使用しますので、多くの方は検査後すぐに覚醒、頭がぼんやりするのも15分ほどですっきりします。
体調に問題がなければ通常通りお過ごしいただけますが、念のため当日の運転は控えていただいています。

Q3. 検査前はどれくらい食事を控えればよいですか?

A. 当日は朝食を抜いていただき、飲み物は検査1時間前まで可能です。
前日の夕食は消化の良いものを選び、遅い時間の食事は避けてください。胃の中がきれいな状態だと、検査がスムーズに終わり、観察の精度も高まります。

Q4. 検査後はすぐに食事できますか?

A. 喉の麻酔が切れるまで、通常1時間ほどは飲食を控えていただきます。
生検(組織検査)を行った場合は、誤嚥や刺激を避けるため、2時間程度空けてからの飲食をお願いしています。

Q5. 検査のあと、仕事や運転はできますか?

A. 鎮静剤を使用しない場合は、体調に問題なければ通常通りお過ごしいただけます。
鎮静剤を使用した場合は、念のため当日の車・バイク・自転車の運転は控えていただきますが、体調が落ち着けばお仕事や日常生活には差し支えありません。
そのため、検査当日も有効にお過ごしいただけますのでご安心ください。

Q6. 経口(口から)と経鼻(鼻から)は、どちらが早く終わりますか?

A. 所要時間に大きな差はありませんが、経鼻のほうが鼻腔の拡張薬や麻酔ゼリーを使用するため、数分ほど長く準備時間が必要になります。経口は喉の麻酔だけでよいため比較的短時間で準備ができます。

Q7. 胃カメラは初めてで不安です。痛みはありますか?

A. 個人差はありますが、鎮静剤を使用することで苦痛を大幅に軽減できます。
「気づいたら終わっていた」とおっしゃる方も多く、不安の強い方には鎮静剤の併用をおすすめしています。

まとめ

胃カメラ検査は「つらい」「大変」というイメージを持たれがちですが、実際には検査そのものにかかる時間は5〜15分程度と短く、準備から結果説明まで含めても30〜90分ほどで終わることがほとんどです。鎮静剤を使用するかどうか、経口・経鼻のどちらで行うかによって所要時間は変わりますが、ご自身の体調やお仕事の予定に合わせて選択することができます。

事前に検査の流れや注意点を知っておくことで、不安が少なくなり、よりスムーズに検査を受けていただけます。前日の食事や予約方法など、ちょっとした工夫で検査の負担を軽くすることも可能です。

「最近胃の調子が気になる」「健康診断で再検査になった」という方は、無理に我慢せず一度ご相談ください。早期に胃の状態を確認しておくことで、病気の予防や治療につながるケースも少なくありません。当院ではできるだけ快適に検査を受けていただけるよう、鎮静剤の使用や経鼻内視鏡にも対応しています。

安心して検査に臨んでいただけるよう、どんなことでもお気軽にご相談ください。

この記事を執筆した人
伊勢呂哲也
伊勢呂哲也

日本泌尿器科学会認定・泌尿器科専門医、消化器内視鏡学会所属
名古屋大学出身
年間30000人以上の外来診察を行なう。
YouTubeでわかりやすい病気の解説も行なっている。
再生医療のクリニックも運営

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