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寒暖差疲労について 産業医活動

[2019.06.15]

昨日大宮西口のカード会社で産業医活動として、安全衛生委員会に参加してきました。

今回は頂いていたお題の寒暖差疲労についてお話させていただきました。

内容の要約は下記の通りです。

 

寒暖差疲労とは、季節の変わり目や室内と室外の気温の差によって起きる気温の変化の差に身体がついていけないことから生じる状態です。

寒暖差が起きると自律神経が自分の身体を調節し、その気温に対応出来るようにします。しかし、その寒暖差が大きかったり、その頻度が多くなったりすると、自律神経のバランスが崩れてきます。

 

自律神経とは交感神経と副交感神経があります。

交感神経は戦う時、活動するとき、主に日中に優位になる神経です。

副交感神経はリラックスするときに優位になる神経です。

交感神経と副交感神経のバランスが良いところで保たれていると人間は外部の環境が多少変化してます快適に生活することが出来るのです。

しかし、寒暖差のストレスが人間に加わると、自律神経のバランスが崩れます。そしてバランスが崩れる時は交感神経側にバランスが傾きます。交感神経は戦ったり、活発な時は必要な神経ですが、普段からそのような状態になると、人の身体は疲れてしまい、イライラ、肩こり、睡眠障害などの症状が現れてきます。

これが寒暖差疲労の正体です。

 

寒暖差疲労をなくすためにはまず、副交感神経を優位にさせましょう。身体を温めることで身体がリラックスし、リラックスすることで副交感神経優位に傾きます。

副交感神経が優位になることで血流が良くなり、さらに身体が温まる好循環が生まれます。

身体を温めるためには、直接首や腰や目元をタオルなどで温めるのでも良いですし、ゆっくり湯船に浸かること、適度な運動習慣で血流を良くすることも良いとされてます。

 

 

上記のような内容でした。みなさん興味深く聞いて頂き、ご自身のエピソードに因んだ質問もしていただきました。

この時期は身体を壊しやすいです。

寒暖差疲労でお悩みの方は身体を温める習慣を取り入れましょう。

 

消化器科・泌尿器科・健診   大宮エヴァグリーンクリニック

院長  伊勢呂哲也

 

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