院内勉強会
[2019.06.04]
本日はお昼休みに当院検査室にてスタッフと院内の勉強会をしました。
内容としては、泌尿器科領域の前立腺肥大症に対しての薬タダラフィルについての勉強会でした。
内容は下記の通りです。
４年ほど前まではα1ブロッカーが前立腺肥大の排尿障害に対しての主役の薬であったこと。
タダラフィルはもともと勃起機能改善薬の薬であったこと。
その副次的な作用で排尿障害や頻尿を改善させたため、前立腺肥大に保険適応となったこと。
タダラフィルは血管拡張作用があり前立腺や膀胱の血流を増加させることで排尿障害や頻尿の症状を改善させる。
タダラフィルを使用する際には、尿流量動態検査や超音波検査をして前立腺肥大があることを確認した旨をレセプトに記入すること。
α1ブロッカーとの併用も可能であること。
上記が簡単な要約です。
泌尿器科を標榜して1ヶ月弱。徐々に泌尿器科の患者様が増えつつあります。
医師だけが病気や薬についての理解するのではなく、スタッフも理解する事でより安心した環境を患者様に提供できるのではないかと思います。
積極的に泌尿器科のことを理解しようとしてくれるスタッフには本当に感謝です。
今後も定期的に勉強会を開催し、このような場所でフィードバックしたいと思います。
院長 伊勢呂哲也
