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最強のED治療薬『ステンドラ(スペドラ)』について

[2024.12.10]

ED治療薬にはバイアグラ、レビトラ、シアリスなど数種類ありますが、それぞれの⻑所はそのままに、⽋点だけを改善した『第4 のED治療薬 ステンドラ(スペドラ)』はあまり知られていないと思います。
ステンドラ(スペドラ)は今までのED治療薬では⼗分に満⾜できなかった⽅に対しても⼤いに効果が期待されています。
そこでこの記事では、最強のED治療薬とも呼ばれているステンドラ(スペドラ)について皆様に詳しく説明させていただきます。

1 ステンドラ(スペドラ) とは

ステンドラ(スペドラ) はアバナフィルを有効成分としたED治療薬です。
シルデナフィル(バイアグラ)、バルデナフィル(レビトラ)、タダラフィル(シアリス) に続いて4番⽬に開発された新しい薬となっています。
バイアグラやレビトラ、タダラフィルと同じPDE-5 阻害剤(ホスホジエステラーゼ)のうちの⼀種であり、陰茎海綿体の平滑筋を緩ませ、勃起に必要な⾎液が⼗分陰茎に流れ込みやすくし、さらに維持することを助けます。
⽤量は50mg、100mg、200mg の3 種類があり、はじめは50mg から開始することが推奨されています。
もともとは⽇本の⽥辺三菱製薬が開発していましたが、アメリカのヴィヴァス社に権利が譲渡され、ヴィヴァス社によって製造・販売されています。

2 ステンドラ(スペドラ) が最強のED薬と⾔われる理由

ステンドラ(スペドラ) の有効成分であるアバナフィルは即効性に優れており、効果発現時間は15 分〜30 分と短く、レビトラと同等かそれ以上であると⾔われています。
シアリスと同じく⾷事の影響を受けにくいことも最強であると⾔われる理由のひとつです。
また、勃起⼒はバイアグラ同等に強く、副作⽤も起こりにくいとされています。
現在の⽇本ではまだ承認されておりませんが、ステンドラ(スペドラ) は世界中で使⽤されているお薬で、アメリカではFDA(⽇本の厚⽣労働省に似た役割を持つ)に承認されている安全なお薬です。何より⽇本で開発された薬というのが安⼼ですね。

3 ステンドラ(スペドラ) の副作⽤

ステンドラ(スペドラ) の副作⽤は⾎管拡張作⽤により起こるものですが、作⽤時間が短いこともあり、バイアグラなどの他のED薬に⽐べて副作⽤が発現しにくいと⾔われています。そのため、過度に⼼配する必要はありません。
◆ 頭痛
◆ ほてり
◆ ⿐づまり
◆ 動悸
◆ ⾎圧低下
◆ ⽬の充⾎
◆ 視覚障害

4 ステンドラ(スペドラ) が使⽤できない⽅

  • アバナフィルに対して過敏症の既往のある⽅
  • 重度の肝機能障害
  • 低⾎圧や⾼⾎圧
  • ⼼⾎管系障害(硝酸剤や⼀酸化窒素供与剤服⽤中)
  • 不整脈
  • 網膜⾊素変性症

治療中の疾患がある場合は必ずかかりつけの医療機関で相談するようにしまし
ょう。

5 ステンドラ(スペドラ) の購⼊⽅法

当院ではステンドラ(スペドラ) の処⽅は現在のところ⾏なっておりません。
⼀部のインターネット通販では取り扱いしているようですが、偽物や粗悪品などの⾒極めが困難であるため、避けた⽅が良いでしょう。
よって、医師が個⼈輸⼊をしている医療機関で処⽅してもらうのがベストと⾔えます。

6 当院のED治療

当院ではE Dの根本的治療として、下記の治療を⾏なっております。

  1. エクソソーム(幹細胞培養上清液)を⽤いた治療
  2. ACRS(⾃⼰⾎サイトカインリッチ⾎清)を⽤いた治療

どちらも陰茎海綿体に直接注射をし、ダメージを受けた⾎管・神経・組織の修復を⾏い、勃起に必要なプロセスを回復させる「薬に頼らない根本治療」を⾏なっております。
特にACRS は⾃分の⾎液を使⽤して作成するため、副作⽤の⼼配がなく、多くの⽅に選ばれています。
1 週間に1 度、計4 回程度治療を⾏うことで⾎流や神経がゆっくりと修復され、ED の改善へと繋がります。

エクソソーム 1 回 60,000 円(税込)
ACRS 1 回 88,000 円(税込)

■ 当院ではオンライン診療で完結できるエクソソーム(幹細胞培養上清液)の点鼻やクリームも取り扱っております。
クリームタイプは「EDと男性更年期の両方」に効果が認められた世界初のエクソソーム配合クリームとなっており、多くの患者様からお問い合わせをいただいております。

7 終わりに

ステンドラ(スペドラ) は現在のところ⽇本では承認されていませんので、正
しく⼊⼿できる⽅法が限られているのが現状です。
しかし今までのED薬の良いところはそのままで、デメリットだけが抑えられた
ステンドラ(スペドラ) のニーズは⾼いのではないでしょうか。
医療機関で処⽅できる⽇が来るのか今後の動向に注⽬しましょう

この記事を執筆した人
伊勢呂哲也
伊勢呂哲也

日本泌尿器科学会認定・泌尿器科専門医
名古屋大学出身
年間30000人以上の外来診察を行なう。
YouTubeでわかりやすい病気の解説も行なっている。
再生医療専門クリニックも運営

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