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クリニックでのGLP-1ダイエット(オゼンピック・リベルサス・マンジャロ)について

[2023.06.29]

今回のテーマは糖尿病治療薬「GLP-1受容体作動薬」についてです。
最近よく聞くようになってきましたが、なんで話題になっているの?ダイエットに効果的?副作用はあるの?など気になるGLP-1ダイエットについて解説します。

漫画でわかる
GLP-1オゼンピック・リベルサス

1・GLP-1ってどんな薬?

GLP-1は「GLP-1受容体作動薬」と言います。もともと糖尿病患者の方に使われるお薬です。

膵臓から出るインスリンは血液中の糖の濃度を下げる働きがあります。つまり血糖値を下げる役割です。このインスリンの役割を助けるのがGLP-1なのです。血糖値をコントロールするための治療薬として糖尿病患者さんが使用しています。

2・GLP-1が日本で話題になっているはなぜ?

日本ではGLP-1受容体作動薬は糖尿病治療のための薬として用いられています。それをダイエット目的にするのはどうなのか?という考えから日本では医師会や糖尿病患者さんたちから難色を示す声が上がっています。

事実アメリカでは肥満治療薬として用いられているのですが、まだ日本国内ではダイエット目的に使うことに対して賛否両論があります。

しかし関心のある人も多く、実際に使って効果を感じている人も多いため話題になっています。

3・GLP-1がダイエットに効く理由

GLP−1受容体作動薬はインスリンの働きを助け、血糖値を下げる効果があります。満腹中枢を抑え消化管の運動を抑えてくれるので、ご飯を食べなくなる、お腹が空きにくくなります。必然的にご飯を食べる量が減っていくので体重が減少していきます。

食欲をなくすのは本当に大変なんです。例えば走って300kcal消費したとしても、その後焼肉屋さんで500kcalも摂取していたら意味ないですよね。

運動したから余計にお腹が空くし、動いたから食べてもいいと思ってしまいますよね。食欲をコントロールできれば体重もコントロールもできるので、それがうまくできる方法としてGLP−1ダイエットは注目されています。

4・GLP-1の副作用

GLP-1の副作用としては「吐き気」と「便秘」です。消化管の働きが鈍くなるので、食べ物が入り辛くなって「うっ」とこみ上げてくるような吐き気があります。

私、伊勢呂もGLP-1を使用して3年ほど経ちます。便秘はなかったのですが吐き気はありました。それでも3〜4ヶ月後には気にならなくなりました。

5・GLP-1の実際の効果

私、伊勢呂は3年間ほど「オゼンピック」を使用しています。保険適用ではないし、副作用のことも十分理解した上で、食欲を抑えられるならやってみたいと思って始めました。

その結果、2ヶ月で9キロ痩せました。現在まで続けていて、ずっとキープしています。スタッフには「顔のラインが変わった」「むっちりした後ろ姿が変わった」などと言われ、僕をみているスタッフもみんなやるようになりました。

当院ではご来院の他、オンラインでも処方していますが、80%の方には効果があります。声を大にして勧めることができないのですが、いろんなダイエット法がある中で、一番画期的な方法だと思います。

20%の効果が出ない方は、どうしても食欲が抑えられない、食欲には勝てないという方です。ある程度は抑えることができても、それ以上に食欲が上回ってしまうので仕方がないかなと思います。

何れにしても、副作用や保険適用にはならないなど、GLP−1ダイエットの事情を理解した上で使用してみるというのは何かダイエット方法を模索している人には一つの手段だと思います。

アメリカでは肥満が社会問題になっています。肥満は「高血圧」「糖尿病」「高脂血症」「脂質異常症」の原因になります。それらがあると「心筋梗塞」などを起こし、長期入院、手術とかもあるわけです。

そう考えると肥満治療薬で医療費が下がるという目論見もあってアメリカは肥満治療薬を保険適用にしているのでないでしょうか。

それぐらい体重を落とすということは良いことしかないということです。

体重があると同じものを食べても脂肪があることで、この脂肪がどんどん悪い物質を出すのです。そうすると血糖値も下がりにくくなり、脂肪があることで血圧も上がり、どんどん悪い方に行きます。

個人的には血糖値も下がり、お腹も出なくなったし、健康な気がするので、あくまでも自己責任の上で今後も使い続けていきます。

6・GLP-1の種類と使用方法

GLP-1受容体作動薬として、「GLP-1」「リベルサス」「オゼンピック」「サクセンダ」最近だと「マンジャロ」があります。アメリカではこれらが肥満治療薬として認められていますが、日本では認められていませんこれは知っておく必要があります。日本でダイエット目的で使用する場合は保険適応外になります。

昔から出ているお薬は「サクセンダ」「ビクトーザ」がありますが、そこまで作用が強くありません。2年前くらいから出始めたのが「オゼンピック」「リベルサス」です。「オゼンピック」は注射薬で私も週に1回使っています。「リベルサス」は飲み薬です。

毎日飲むのも抵抗あるかもしれませんが、注射はもっと抵抗あるのでは?と思われがちですが、自分で打つこの注射は糖尿病患者さんが打ってるインスリン注射より簡単に打てるものです。注射の仕方はこちらをご覧ください。

SGLT2阻害薬(カナグル・ルセフィ)とのお得な併用処方もおこなっております。詳しくはこちらをご覧ください。

2023年4月に新しく出たのが「マンジャロ」というお薬です。これもアメリカでは糖尿病治療薬として、また肥満治療薬としても使われているのですが、体重降下の作用が今までのものとは比べものにならないくらい大きいものです。

当院でも今後扱うかどうか、慎重に見極めて決めていきたいと思っています。

7・まとめ

1つ目

話題のGLP−1作動薬、アメリカでは肥満治療薬として認められているが、日本では認められておらず、否定的な意見もある。

2つ目

副作用として「吐き気」「便秘」があるということを知っておきましょう。
これらを理解した上で使うのがいいと思います。

8・当院の価格設定

当院では来院での処方に加え、オンライン受診でも処方が可能です。
オンラインの場合はご自宅まで郵送させていただきます。

<オゼンピック>
ダイヤル式2.0mg 1本     2万2000円(税込)
(0.25mgであれば8週間分) 
送料代・アルコール綿代が込みになっております。
上記以外のお代は頂きません。週に1回の使用なので上記は1ヶ月分の料金となります。

<リベルサス>
リベルサス3mg(30日間)    7000円(税込)
リベルサス7mg(30日間)    1万9000円(税込) 
リベルサス14mg(30日間) 2万5000円(税込) 

来院でもオンラインでも可能です。
来院の場合、注射の打ち方のレクチャーも行っております。

★ 2024年3月限定のお得なキャンペーンを行なっております!

オゼンピック3箱ご購入された方
66,000円→62,700円(5%OFF)

オゼンピック5箱ご購入された方
110,000円→99,000円(10%OFF)

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GLP-1オゼンピック・リベルサス

 

大宮エヴァグリーンクリニック
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この記事を執筆した人
伊勢呂哲也
伊勢呂哲也

日本泌尿器科学会認定・泌尿器科専門医
名古屋大学出身
年間30000人以上の泌尿器科と消化器科の外来診察を行う
YouTubeでわかりやすい病気の解説も行なっている。

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